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No wonder the cracker is Maeda's.

藤田まことさんが亡くなられました。
私にとっては、「必殺」シリーズの藤田さんではなくて、
「当たり前田のクラッカー」の藤田さんです。
今でも当時のテレビ画面が頭に浮かんできます。

今回の藤田さんの報道を見聞きしていて、あれっと思った点をいくつか。

(1)
NHKの報道では、
「コメディドラマで活躍された藤田さん」とか
「時代劇で活躍された藤田さん」と言うのだろうと思っていたら、

「昭和37年に始まったコメディードラマ「てなもんや三度笠」に出演」とか、
「昭和48年に始まったテレビドラマ「必殺」シリーズでは、主人公の中村主水を演じて人気を集め」などと
具体的な番組名を出して報道していました。
NHKも変わったな~というか、2つの番組とも、それほど日本の文化になってしまっていたのかもしれませんね。

(2)
そして、もうひとつ。
NHKニュースで、
「おれがこんなに強いのも、当たり前田のクラッカー」のギャグでコメディアンとしてその名を全国に浸透~
と報道していました。
企業の宣伝になるから、このフレーズは使わないだろうと思っていたら、思いっきり使っていました。前田のクラッカーってもうなくなってしまったからいいのかなと思って、インターネットで調べてみたら、今でも、前田製菓という会社はちゃんとありました。しかも、会社のホームページには社長名でお悔やみの言葉も載せられていました。
NHKが、このフレーズを使ったのも、やはり、一つの日本文化だと捉えたからでしょうか。

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俳優の藤田まことさん 死去(NHK)

コメディーから時代劇、刑事ドラマなど、さまざまな役柄を幅広くこなしてきた俳優の藤田まことさんが17日、大動脈りゅう破裂のため、大阪府内の病院で亡くなりました。76歳でした。

藤田さんは昭和8年に東京都で生まれ、京都の高校を卒業したあと、23歳のときに声帯模写による歌手の物まねで芸能界に入りました。長い下積み生活を経て、昭和37年に始まったコメディードラマ「てなもんや三度笠」に出演、「おれがこんなに強いのも、当たり前田のクラッカー」のギャグでコメディアンとしてその名を全国に浸透させました。昭和48年に始まったテレビドラマ「必殺」シリーズでは、主人公の中村主水を演じて人気を集め、刑事ドラマでは人情味あふれる刑事の役で親しまれるようになるなど、幅広い役柄をこなす俳優として50年以上にわたり活躍しました。平成14年には、紫綬褒章を受章しています。藤田さんはおととし4月、健康診断で食道にがんが見つかって舞台を降板し、半年ほど治療に専念したあと、テレビドラマなどで復帰していましたが、去年、慢性閉そく性肺疾患と診断され、治療に専念していました。

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藤田まことさんのご逝去の報に接し、ご生前のお姿を偲び、
心よりお悔やみを申し上げます。
前田製菓株式会社    
取締役社長 前田 寬司

by uchinan_e | 2010-02-18 19:45 | + episode  

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