おれおれ医大生

日曜の午後7時半ごろ電話が鳴った。たいていこの時間は、何かの勧誘。結果、予想通り。

A(若い男性の声で) 「?%&ですが、お母様おられますか。」(かなり早口で名前が良く聞き取れない)
私 「どなたですか。」
A 「○○と言います。」
私 「どちらの○○さんですか。」
A 「XX家庭教師センターの○○です。お母様おられますか。」
私 「父親じゃいけませんか。」
A 「構いません。このような内容の場合、お母様が関心もたれますので。」
私 「そうなんですか。誰がそう言われました?」
A 「今までの経験で。」


私 「学生さんですか。」
A 「はい。」
私 「じゃあ、T大学医学部生なんですか。」
A 「はい。Y市の西町に住んでいる2回生です。」
私 「自分の勉強も忙しいでしょう。」
A 「ええ。」(なんだか、あんまり忙しそうでもない感じ)


私 「どこからかけているの?」
A 「家庭教師センターからです。」
私 「センターってY市のどこにあるのですか。」
A 「センターは、岡山市にあって、岡山からかけています。」
私 「岡山まで行ったら、費用もかかるんじゃないの?」
A 「旅費も出ます。週末にやってきてセンターで研修もするんです。」
(日曜の夜も岡山から電話かけていれば日曜日には帰って来れないだろうに??)


相性が合えば、成績を上げる自信はあることを力説する。また、自分も出身地の工業高校に進学しようとしたけど、がんばって進学校に入ったという経験談も持ち出した。
私 「それから、さらにがんばって医学部まで進んだなんてすごいですね。」
A 「。。。」(ほとんど、反応なし??)
A 「今、一人中学生を指導している。」
私 「その、今現在指導している生徒さんは、何中学校ですか。」
A 「他の生徒さんのことは、言われないことになっているので。。。」


私 「センターに登録している学生さんはどれくらいいるの?」
A 「2000人くらいです。」
私 「2000人!?Y市にそんなにいるの?」
A 「ええ、そう聞いています。」
私 「Y市にはT大医学部しか大学が無いから、医大生だけで2000人もいるの?」
私 「一学年の定員って何人なの?」
A 「えー、200名くらいでしょうか。」
私 「4回生、5回生がアルバイトするとは思えないから、3学年で600名。全員が家庭教師の登録をするとは思えないから、仮に、その10%が登録したとして、60名だよ。」
A 「4回生でもアルバイトしますよ。」
私 「じゃあ、学生800人として、その10%で80名。2000名じゃ、二桁も違うよ。」
A 「2000人くらいと聞いていますので。」
私 「いや、あなた自身、Y市に住んでいて、変だと思わない?Y市にそんなに学生がいると思う?」
A 「ちょっと、お待ちください。」
(電話口から保留の音楽が流れる)
A 「お待たせいたしました。岡山のセンターに登録されている者が2798名だそうです。」
私 「じゃあ、Y市には?」
A 「わかりません。」
私 「あまり、曖昧なことを言ってはいけないですね。」
A 「そうですね。」


将来の参考のために、学生生活のことをちょっと聞いてみよ。
私 「授業料以外で、どれくらいの費用が学生生活にかかりますか。」
A 「大学に払っている金額はわからないのですが。」
私 「だから、生活費は。」
A 「仕送り、5万円です。」
私 「えっ、5万円。教科書など本も買わないといけないでしょ。」
A 「だから、家庭教師をしています。」
A 「奨学金5万ももらっています。」
(なんだよ、10万あるってことか)
私 「それは、何の奨学金なの。」
A 「なんのって??」
私 「いろんな奨学金があるでしょ。」
A 「学校からもらっていて。」
私 「学校?学校って?」
A 「学校。。。えー、教務部で手続きして。。。」
私 「大学からもらっているの。」
A 「そう。。。だと思います。一年のときに30番以内に入れば。いろんなタイプがあって。。。」
私 「30番以内??なんの?」
A 「ABCとかの成績が。。。」


私 「センター試験は、どれくらいとったの?」
A 「数学と理科で$%点。」(よく聞き取れないけど90点と聞こえた)
私 「90点!?数学は何点?」
A 「えー。。。忘れました。」
私 「英語は?だいたいでも何点?」(こちらから、○○点くらい?という情報を先に与えると、それくらいですといわれそうな気がしたので、何も情報を与えないで聞いた)
A 「忘れました。」
私 「理科は何を選択したの?」
A 「物理です。」
私 「社会は?」
A 「僕は日本史でした。」


なんか、おかしいな。。。本当に医大生??


私 「2回生って言われましたよね。」
A 「はい。」
私 「1回生のときは、どこにいたの?」
A 「こっちです。」
私 「こっち、とは、どこのことを言っているの?」(先に情報を流さないように確認してみた)
A 「Yo、Y市です。」
私 「へえ、Y市なの?」(最近は、T市で一般教養を受けなくてもいいのかな?)
私 「T市へは、行かないの?」
A 「滅多に行かないですね。」
私 「滅多に行かない、って、一般教養は、どこで習うの?」
A 「いっぱんきょうとう(一般教養棟?)で。」(質問の意図が伝わっていない)
私 「えっ、一般教棟って、どこにあるの?」
A 「。。。(沈黙)」
私 「どこにあるの??」
A 「。。。(5秒沈黙)」

ブチッ

あっ、電話切られてしまった。

もっと話したかったのにな~。


後に、T大医学部の定員をサイトで確認したら、200名もなかった。また、学生に対して、「2004.10.07 家庭教師等の電話による勧誘について(警告) 外部から苦情の電話がありました 」という表題のお知らせが掲載されていた。内容は読めないが、外部から苦情があったようなタイトルに思えた。でも、むしろ、学生の方が、いい迷惑だ!と思っているのかも。
[PR]

by uchinan_e | 2004-10-17 23:41 | + society  

<< おれおれ高専生 形容詞 2 >>