Australia Old and New 21

オーストラリア今昔物語その21

The Yellow Peril (Vault), Melbourne - 7

およそ10日ぶりのオーストラリア今昔物語。
2003年、トラムに乗って、初めてSt.Kildaへ行ってみた。その帰りトラム乗って市内方面に戻ってきたとき、National Gallery of Victoria (Australia Old and New19)の手前の左手わき道へ入ったところに、大きな黄色い物体が目に入った。きっと、あれだ!と思った。

あれとは、1980年当時City Squareに置いてあった黄色いオブジェではないかと、思った。慌てて、次のトラムストップで降りて、戻って行ってみた。

-September, 2003
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各部屋窓側全面ガラス張り、って感じの高級っぽいアパートが立ち並んでいた。その一角に、黄色い物体が、ぽつんと設置されていた。オブジェの周りを一周してみたが、こんな感じだったっけ、と少し自信が持てなかったけど、こんな物体と同様なものが2つもあるとは思えない。

間違いないと思いながらも、なんだか少し異なる感じがする。しかし、懐かしい感じもする。なんだか、忘れかけていた、昔の友人に、偶然、出会ったときの印象だ。

でも、なんでこんなところで出くわすの?って。

実は、この物体に関しては、ストーリーがある。

先にも書いたように、1980年に訪れたときにはCity Squareに設置されていた。

-August, 1980
b0024435_22173256.jpg78年に訪れたときにはなかった。調べてみると、80年に設置されたようだ。つまり、設置後すぐに目にしたのが写真ということになる。市民の反応はというと、ほとんど、なんだあれは?と、批判対象になっていた。当時の知り合いも、同様に嫌っていたように記憶している。かなりのお金もかかったことも、論争になったのだと思う。

参考写真(1980)


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新聞記事からも、物議をかもしたことがわかる。
Council banishes that sculpture (The Age, 29 Jul 1980)

事実、その2年後、訪れたときには、すでにヤラ川湖畔の公園に移動されて、さびしく?ポツンと佇んでいたのを遠めにチラッと目にした。本当に、移動させてしまったのね。

それが、2003年に訪れたときには、アパート群の一角に移動されていたわけで、そんなに嫌われてあちこち移動させられたのかな。調べてみたら、2002年に現在の場所へ移ってきたらしい。
これまた、いろいろ論議されたらしく、新聞記事に。
butterpaper 16.02.02
Yellow Peril Moves (19 June, 2002)
Melbourne's mellow peril (The Age, 3 Oct 2002)

さてさて、2005年も同じ場所に留まっているのかな。


<参考資料>
1. The Yellow Peril Melbourne Trivia [Archive] (解説資料)
2. Twentieth century architecture Melbourne, Australia
(see No.69)(city square設置当時)
3. 15-the-yellow-peril.jpg(ヤラ川移設当時)
4. 移設工事
5. 単体画像 1 | 2
the most controversial sculpture in Australian historyと書かれているから、かなり論議されたやっかいもの?
6. Public Art in Melbourne
7. 書籍
8. パロディ 1 | 2
9. The Yellow Peril of Sebastopol(広告に利用?)
10. 歴史
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by uchinan_e | 2004-12-25 22:18 | + downunder  

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