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Susan Boyle and Emma

NHKの紅白歌合戦に、Susan Boyleが出演とは、聞いていたけど、来日したんですね。中継じゃなくて、NHKホールで歌うんですね。

Susan Boyleネタを今さらしなくてもいいとは思いましたが、今年、もう一度ネタにしたいと思います。

最初に、このブログでSusan Boyleを紹介したのは、2009年4月21日の記事でした。ネットで紹介されてからそれほど間が無いころだと思います。

その後、日本の報道番組でも取り上げられて、NHKの紅白にも出演にするに至ったわけですが、F.Iさんがキャスターを務める報道番組でも紹介されていました。

こちらをご覧ください。

こちらのキャスターさん、あまり西洋の文化に精通していないらしく、的を得ていないコメントのように感じてしまいます。

スーザン・ボイルに対してのコメントはともかく、番組に対するコメントで、
「あの番組の演出が気持ち悪いですね~、偽善的で。」
「何なんですかね、あの一瞬にして変わる(表情)」
「あーゆう番組、絶対やらないように気をつけましょうね。」
と言っていますが、あの審査員のリアクションは、番組の演出なんでしょうか。また、審査員は、そんなに偽善的なコメントで称賛していたのでしょうか。私は、むしろ、あのような、ちょっと大げさ気味な称賛ができるのは、文化、言語の違いだろうな、と感じましたし、また、あんなに表情豊かにできるのがうらやましくも感じました。
むしろ、日本の素人参加番組の方が、やたら相手を気遣った、傷つかないような、偽善的な?なコメントをしてことが多いと思っています。まあ、少なくとも文化の違いを偽善的であるというのは的を得ていないと思うな。

同じ番組の、Emmaが出演した時のコメントを聞くと、偽善的でないことがわかると思います。

こちらがEmmaの出演回です。

日本語にすると、かなりひどいことを言っているように聞こえます。日本だったら、もう少し、控えめに、出演者が傷つかないように言うのかもしれませんね。

まず、歌うや否や、failのボタンが押されるが、EmmaはThat was wrong.と言い切る。
Emmaが"This song is a really lovely song."というと、
Simonは、"It is a beautiful song when you are not singing it."と真顔で言い返し、
"You have got a horrible singing voice."とまで言っています。
Emmaは、さらに、"I am not really used to this particular microphone."と、うまく歌えなかったのはマイクのせいにしていますが、
これに対しても、Simonは、"It's not the music, it's not the microphone, it's you."とストレートに言い返しています。しかも真顔で。
こんなやり取りから考えると、良いものに対しては、大げさくらいに感じるくらいではあるが、心から称賛し、ダメなものに対しては、ストレートにダメだと言いきる。やはり、前述の日本のキャスターが言っていた、偽善的であるというコメントは、違うような気がするな。

by uchinan_e | 2009-12-30 00:03 | + culture  

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